
外注ガイド
ショート動画の制作代行はどこまでやってくれる?種類と選び方
「ショート動画を出したいけど、作る手が足りない」。そう思って制作代行を調べ始めると、サービスの中身がバラバラで比べにくいと思います。
この記事の結論:ショート動画の制作代行は「ゼロから企画して作る型」と「既存素材から切り抜く型」の2つに分かれます。費用もスピードも向いている状況も違うので、まずどちらの型が必要かを決めてから探すのが近道です。うちは切り抜き型です。その立場からの見え方も含めて、正直に書きます。
制作代行には2つの型がある
ショート動画の制作代行と名乗るサービスは、中身で見ると2つに分かれます。
ゼロから企画制作する型は、企画・構成・撮影(またはキャスティング)・編集までを新規に作ります。広告クリエイティブや企業のブランドコンテンツに多い形です。
既存素材から切り抜く型は、配信アーカイブ・長尺動画・ウェビナー録画などから見どころを選び、縦型に編集して量産します。うちはこちらです。
| ゼロから企画制作 | 既存素材から切り抜き | |
|---|---|---|
| 前提 | 素材なしで始められる | 長尺素材が必要 |
| 費用感 | 企画費が乗り1本数万円の例が多い | 1本2,000円〜5,000円が相場 |
| スピード | 企画・撮影を挟むため時間がかかる | 素材があるのですぐ量産に入れる |
| 向き | 広告・ブランドもの・素材ゼロ | 配信者・長尺素材の資産化・量での検証 |
費用とスピードの差は「企画と撮影」の有無で生まれる
2つの型の差は、突き詰めると「企画と撮影という工程を挟むかどうか」です。ゼロから作る型は、人が企画を考えて撮影を段取りする時間が乗るので、単価も納期も大きくなります。そのぶん、狙ったメッセージを狙った画で作れる強みがあります。
切り抜き型は工程が「選ぶ・編集する」に絞られるので単価が下がり、月30本のような量産が現実的になります。ただし、素材の中にないものは作れません。素材が面白くなければ切り抜きも面白くならないというのは、切り抜き型の正直な限界として先に伝えておきたいところです。
2つの型で費用とスピードが変わる理由です。
どちらの型か迷ったときの判断軸
- 長尺素材があるか:配信・ウェビナー・インタビューなどの録画が溜まっているなら、まず切り抜き型で資産化する方が費用対効果は素直です
- 1本の完成度と本数、どちらを取りたいか:広告のように1本で勝負するならゼロから制作、接触回数を増やしたいなら量産できる切り抜き型が向きます
- 検証のスピード:何が当たるか分からない段階なら、本数を出して数字で確かめられる切り抜き型の方が試行回数を稼げます
外注前に確認したい4つのポイント
どちらの型を選ぶ場合でも、契約前にここは確認してほしいです。
- 月に何本出てくるか。総額ではなく、1本あたりの単価に割り算して比べる
- 修正対応の範囲。何回まで・どこまで直してもらえるか
- 見どころ選定は誰がやるか(切り抜き型の場合)。切り抜きの質は8割が「どこを切るか」で決まる、が僕の持論です
- 実物を見てから契約できるか。ポートフォリオは他人の素材での実績なので、自分の素材での試作に勝る判断材料はありません
どちらの型でも契約前に確認したい項目です。
うちの場合は、契約前に無料サンプルを5〜10本作っています。試作をどう進めて何を見ればいいかは、別の記事にまとめました。
あわせて読みたい切り抜き外注は無料サンプルから。トライアルの進め方と見るポイント
うちは切り抜き型です、と明示しておく
立場を隠したまま比較記事を書くのはフェアじゃないので明示しておくと、うちはゼロから企画制作する型ではなく、切り抜きで量産する型の会社です。制作工程ではAIを使いますが、処理はAI・判断は人の分業で、見どころの選定と字幕の作り込みは人がやっています。
縦型9:16に切り出すときの設計(顔と字幕の配置・セーフゾーン・冒頭の作り)で見やすさは大きく変わるので、発注時に伝えたい仕様は縦型ショートの記事を参考にしてください。
よくある質問
素材がまったくない場合はどうすれば? 切り抜き型は使えないので、ゼロから企画制作する型を探すことになります。ただ、今後も発信を続けるなら「長尺を撮って、そこから切り抜く」体制を作る方が1本あたりの費用は下がっていきます。配信やウェビナーを始める予定があるなら、その録画が全部素材になります。
制作代行とSNS運用代行は違うのですか? 違います。制作代行は動画を作るところまで、運用代行は投稿・コメント対応・分析まで含みます。運用まで任せると費用の桁が変わるので、どこまで必要かを先に決めるのがおすすめです。
TikTokとYouTube Shorts、両方に使えますか? 9:16の縦型で作った動画は、TikTok・YouTube Shorts・Reelsのどれにも同じファイルで投稿できます。プラットフォームごとに作り分ける必要は基本的にありません。1本の素材を複数の場所で使い回せるのは、量産型の分かりやすい利点です。
まとめ
- ショート動画の制作代行は「ゼロから企画制作」と「既存素材からの切り抜き」の2つに分かれる
- 差は企画と撮影の有無。単価・納期・向いている状況がそこで決まる
- 長尺素材があるなら切り抜き型、素材ゼロや広告用途ならゼロから制作
- どちらでも「月何本・修正範囲・実物確認」は契約前に確認する
自分の素材が切り抜き型で回るかどうかは、実物を見るのが一番早いです。お問い合わせから素材のURLを送ってもらえれば、無料サンプル5〜10本を作って、量産に入る前に仕上がりを確認してもらえます。
