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外注ガイド

切り抜き外注の指示書テンプレート。コピペで使える書き方つき

「外注を頼むとき、指示書ってどう書けばいいんですか?」。テンプレがあれば早いのに、と思っている方へ。この記事に、そのまま使えるものを置きました。

この記事の結論:下のテンプレートをコピペして、埋められる項目だけ埋めれば十分です。完璧な指示書を目指す必要はありません。目指すのは「相手が判断に迷わない最低限」です。各項目の書き方のコツと、あえて書きすぎない方がいい理由まで含めて説明します。

指示書があると何が変わるか

仕上がりのズレの多くは、外注先の能力不足ではなく、情報不足から起きます。頭の中にある「こういう感じ」が相手に渡っていないだけ、というケースが本当に多いです。

指示書が1枚あると、すり合わせの往復が減り、初回の仕上がりが期待に近づき、担当が替わっても品質が揃います。逆に指示書がないと、毎回チャットの履歴を遡って「前に言ったあれ」を探すことになります。口頭やチャットで伝えた内容は流れてしまうので、1枚にまとまっていること自体に価値があります。

指示書が1枚あるだけで変わることの整理です。 指示書が1枚あるだけで変わることの整理です。

コピペで使える指示書テンプレート

以下をそのままコピーして、埋められるところだけ埋めてください。

■ チャンネル情報 ・チャンネル名/URL: ・配信・動画のジャンル: ・切り抜きの目的(本編へ誘導したい/新規に知ってほしい など):

■ ターゲット ・見てほしい人(年齢層・興味): ・今見てくれている人の特徴(分かる範囲で):

■ 切ってほしい場面の傾向 ・切ってほしい場面(例:トークの盛り上がり/解説が刺さった部分): ・過去に反応がよかった場面や動画のURL:

■ NG事項 ・切ってほしくない話題・場面: ・出してはいけない情報(個人情報/コラボ相手のNG など):

■ 字幕・テロップのトーン ・文体(です・ます調/くだけた口調 など): ・使ってほしい表記・避けてほしい表記:

■ 参考動画 ・イメージに近い切り抜きのURL(他チャンネルでも可): ・「こうはしたくない」例のURL:

■ 納品形式 ・納品方法(共有ドライブ/直接投稿 など): ・ファイル形式や解像度の希望(あれば):

■ 確認フロー ・投稿前の確認(全本確認/最初の数本だけ/お任せ): ・修正依頼の連絡手段と、確認を返す目安の日数:

各項目の書き方のコツ

項目 コツ
切ってほしい場面の傾向 抽象的な言葉より、過去に反応がよかった実例のURLを貼る
NG事項 最優先で埋める。ここだけは省略しない
字幕のトーン 「こういう字幕」の実例をひとつ書くと一気に伝わる
参考動画 「こうしたい」だけでなく「こうはしたくない」も1本
確認フロー 最初は全本確認、型が合ってきたらお任せに移行が現実的

注意:特にNG事項は、事故を防げる唯一の項目なので空欄にしないでください。触れてほしくない過去の話題、コラボ相手に関わる部分、身バレにつながる情報。ここが伝わっていないと、どれだけ腕のいい外注先でも防ぎようがありません。

指示書の各項目を書くときのコツのまとめです。 指示書の各項目を書くときのコツのまとめです。

書きすぎない方がいい理由

意外に思われるかもしれませんが、指示書は細かいほどいいわけではありません。

僕は切り抜きの質の8割は「どこを切るか」で決まると考えています。そして「どこを切るか」を見つける目こそ、外注先の腕の見せどころです。切る場面を秒単位で指定して、字幕の言い回しまで固定してしまうと、相手はただの作業者になって、あなた自身が気づいていない見どころを拾ってもらえなくなります。

指示書の役割は、檻ではなくガードレールです。NGと方向性だけ固めて、場面の選定には余白を残す。プロの選ぶ目を活かしたいなら、この余白が効きます。任せられる相手かどうかを見極める話は選び方の記事にも書きました。

指示書は一度書いて終わりじゃない

指示書を渡すタイミングは、無料サンプルの制作前がいちばん効きます。サンプルが指示書のすり合わせ工程も兼ねてくれるからです。

そして運用が始まったら、数字を見て更新します。伸びた本が出たら「参考動画」の欄にURLを足す。ズレが出たらNGやトーンの欄を直す。指示書が育つほど、外注先の初手の精度が上がっていきます。発注前に決めておく仕様の全体像は最初に決める7つの仕様、依頼全体の流れは進め方ガイドにまとめています。

よくある質問

全部の項目を埋めないとダメですか? ダメじゃないです。最低限、NG事項と参考動画だけ埋まっていれば制作は始められます。残りはヒアリングやサンプルの往復の中で埋まっていきます。

指示書なしで頼むのはアリですか? サンプル段階ならアリです。ただ、継続に入るなら1枚あった方が、担当替わりや修正のたびに同じ説明を繰り返さずに済みます。

テンプレに項目を足してもいいですか? もちろんです。ただ、足すほど読まれなくなるのも事実なので、1枚に収まる範囲をおすすめします。迷ったら「事故を防ぐ情報か、選定を縛る情報か」で分けて、後者は削る方に倒してください。

まとめ

  • 指示書は「相手が判断に迷わない最低限」でいい。テンプレをコピペして埋める
  • NG事項と参考動画は必ず埋める。事故を防げるのはここだけ
  • 書きすぎない。切る場面の選定はプロの目に余白を残した方が仕上がりは良くなる
  • 指示書は運用しながら育てる。伸びた本を参考欄に足していく

指示書を書いてみたけどこれで伝わるか不安、という方は、お問い合わせからそのまま送ってもらって大丈夫です。うちは契約前に5〜10本の無料サンプルを作っているので、指示書が仕上がりにどう反映されるかを実物で確認できます。

因幡匠瞬

因幡匠瞬(しょうま)

株式会社U.ai代表・Clipper Army運営。切り抜き制作を仕組みで回している当事者として、発注する側が損をしないための実務を書いています。

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